カメラマン道

きしょポン。映像制作でカメラマンや音声マン、ドローンパイロットをしています。TVCMをはじめ、WEBCM、VP、MVなど様々な分野で撮影しています。ドローンスクールJUIDAの認定講師でもあります。主に動画撮影機材、静止画撮影機材のレビューなど

シュアーVP83ようやく購入!!

毎日、花粉で困っているきしょです。

 

今日は、ひと昔前に流行ったDSLRムービー(音声)に関してレポートします。まぁ、カメラ本体に関しては色々記事があるので、マニアックラインでマイクをレポートしちゃいます!!

今回はこちら!

シュアーVP83

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シュアーと言えば、もうご存知の方も多いでしょう!ボーカルマイクの金字塔SM58というダイナミックマイクはあまりにも有名!カラオケ好きなら誰しも持っているはず!

シュアー社はアメリカ合衆国の会社であり、アメリカ大統領の演説でも使用されている由緒あるブランドです。

 

ただし、DSLRカメラマイクの分野では他社に大きく溝を開けられており、RODE社などが大きくリードしている状況です。

 

そんな状況の中、シュアー社もただ指をくわえていたわけではなく、ようやく発表したのが、このVP83になります!

 

 

では、このマイク何がすごいかと言うと、指向性がきちんと出ています。

指向性???

そう、マイクにはレンズで言う画角のような概念があります。色んな方から、狙った音だけ収録したいと言われる事がありますが、その場合いかに指向性が鋭い、もしくは狭いかが重要となります。

 

ただ、カメラのレンズとマイクと絶対的に異なる点としては、レンズは余計な被写体はフレーミングから外せばいいだけですが、音は意図した音だけを収録することはかなり難しいです。その為、音を収録する場合、いかにマイクをオンにするかが、クォリティーを左右するポイントとなります。オンマイクとは、簡単にいうとマイクをできる限り、音源に近づけることです。これにより、周辺音の音量と収録音の差を作る事ができます。

 

これは、ワイヤレスのピンマイクを利用している時には特に重要なポイントとなりますが、ショットガンマイクでも同様だといえます。

DSLRにマウントする場合の多くはカメラマウントだと思いますが、最終的にはブームやスタンド等を利用して、マイクを出来るだけ音源に近づける必要があります。

 

また、もう一点ポイントとしてはいかにホワイトノイズを処理するかです。

これは、収録音にサーっというノイズが入る事です。多くの方がこのノイズを嫌います。

このノイズはカメラ本体のアンプによるものだと推察できます。

本来、撮影現場には音声マンがおり、大きなアンプが入ったミキサーを操作して、適切な音に合わせて入力を行います。ただ、クリエイターが一人で出向く現場には、当然そこまで大きなシステムが組めないので、マイクに付属しているゲイン調整によって、音の入力を上げる必要があります。

 

方法は簡単で、マイクについているゲイン調整を+20dbにしてあげるだけです。

おいおい、自分のマイクにはそんなゲイン調整がついてないよという方は、残念ながらゲイン調整が可能なマイクを買い直す方が簡単です。どうしても、お手持ちのマイクでという場合は、ズームやタスカムなどの収録機を通して音を収録する必要があります。

 

今日はこれくらいで!