カメラマン道

きしょポン。映像制作でカメラマンや音声マン、ドローンパイロットをしています。TVCMをはじめ、WEBCM、VP、MVなど様々な分野で撮影しています。ドローンスクールJUIDAの認定講師でもあります。主に動画撮影機材、静止画撮影機材のレビューなど

GH5シリーズの底力!

みなさん、こんにちは!

今日はGH5Sの底力を解説しちゃいます!

 

GH5シリーズは言わずと知れた、パナソニックマイクロフォーサーズになります。おそらく、動画機能、静止画機能のレベルを高い次元で実現しているカメラではないでしょうか?

f:id:kishohayami:20181204072617j:image

f:id:kishohayami:20181204072544j:image

 

さて、スペックとして、大きな点としては、4k60pの収録が可能な点です。音声をベースとした作品を制作されている方からすると、4k30pで十分だったりします。また、シネマライクな映像収録をベースとした場合、24pにコマを落として収録することもあります。コマを落とすとパラパラとした映像になり、30pと比較しても、シネマライクな仕上がりになります。

この、4k60pですが、大事なポイントとしてスローモーションエフェクトを編集時に多様する場合、無くてはならない機能になります。

2018年の年末時点においても、4k60pの撮影なカメラは少数派です。GHシリーズ以外だと、ブラックマジックシネマカメラシリーズ、キヤノンc200、ソニーfs7などです。GHのような民生機ベースでありながら、本格的な業務で利用できるカメラってまだまだ少ないんです。また、導入できる価格も高めです。10万代でこの機能を購入できるのは、GH5シリーズ以外だと、ポケットシネマカメラの4kだけです。この点だけでも、非常に優秀なボディであるといえます。

 

次に優秀なポイントは、外部収録に対応している点です。外部収録に関しては、使用可能なメーカーは数年前と比較してもかなり多くなりましたが、GHは外部収録時の選択肢【画質設定、タイムコード、クリーンアウトなど】が多いのも特徴です。

特に4k60pでの外部収録に関しては、最大422の10bitで収録が可能です。ビットレートに換算すると、800Mbbs相当の収録も可能です。

 

昨今流行りのLOG収録にも対応しております。名称はV-LOG Lになります。上位機種のV-LOGに比べると簡易版にはなりますが、それでも十分すぎるほど綺麗なトーンで収録できます。

 

最近、TVCMの案件でGH5Sの外部収録にて収録を行いました。結果としては、このクラスのカメラではこれ以上ない程の結果となりました。もちろん、4k60pの422、10bit収録なので、収録した素材は40分程度にもかかわらず、500GB相当だったので、本当にびっくりしました。1分あたり、1.25GBなんで、10分程の収録で125GBとなります。んーヤバイ!

でも、階調の豊かさや細やかな解像度も含めて満足のいくレベルだったと思われます。自分はアトモス社のSHOGUN インフェルノで収録を行いましたが、個人ユースやスモールな現場ならニンジャⅤでもいいかとおもいます。

f:id:kishohayami:20181206092913p:image

 

発売してGH5は来年で2年、GH5Sは来年で1年となりますが、まだまだ他社ミラーレスはたどり着いていない領域にいる稀有な存在!そんな面白い機材がGH5シリーズだとおもいます。

 

ちなみに、よほど高感度が必要でない限りは、通常のGH5で充分だとおもいます。理由としつては、GH5Sには手ぶれ補正が内蔵されていません!もちろんレンズ側での補正は効きますが手持ちで歩きながら撮影できる五軸手ぶれ補正付きのGH5の方が、一般ユースには間違いなく向いています!

 

ブログを応援頂ける方は、是非ブックマークをお願いします。