カメラマン道

きしょポン。映像制作でカメラマンや音声マン、ドローンパイロットをしています。TVCMをはじめ、WEBCM、VP、MVなど様々な分野で撮影しています。ドローンスクールJUIDAの認定講師でもあります。主に動画撮影機材、静止画撮影機材のレビューなど

ドローンライセンスの意味

先日、ドローンの講師に就任したきしょポンです。

 

就任後、周りの友達からお祝いの言葉を頂きましたが、質問も多く頂きました。

今日は代表的な質問を回答してみたいと思います。

 

質問1

「ドローンって免許ないと飛ばせないんでしょ?」

これは、半分正解という感じです。

そもそも、私が所属している団体は民間団体になります。民間団体の発行する資格なので、強制力はありません。現時点で、国の法律では、オペレーターとして活動する際、免許は必要なく、自由に活動をすることができます。

要は、漢字検定や英検といった民間団体と相違がないということです。

では、なぜ資格を保有する必要があるのか、、、その答えは、許可がおりやすくなるということになります!

ん?だれの許可よ?

たしかに、普段から誰かに許可をもらいながら、生活しているわけではないので、この概念を持っていないのは当然です。

例えば、自宅はご自身の土地です。そして、建物も必然的に自分のものであれば、都内で飛行しても良いはず!と考えている方も多いでしょうが、なんとNGなんです。例え、個人や会社所有だったとしても、都内(DID地区)の無申請はアウトです。しかも法律に抵触するので、警察に通報された場合、書類送検となります。

 

DID地区(人口密集地)は法律的に定められており、個人所有の土地も例外なく含まれております。また、申請が通らない地区もありますので、フライトエリアをチェックする場合は必ずDID地区が確認できるアプリを利用しましょう。

 

こういった、DID地区のフライト申請をする際に、ドローンライセンスが初めて有効となります。ドローンライセンスは取得にあたり、最低10時間のフライトを義務づけています。つまり、10時間相当のフライトや知識を保有している人ということが、民間団体といえど、認めているので、ご自身だけで申請を出される方より申請が通りやすくなるわけです。

 

質問2

「ライセンスがあったら、仕事になる?」

これは、1と同じくらい多い質問ですが、簡単に申しますと、それは無いです。

まだまだ、ドローン業界は成長段階です。オペレーターも足りてはいませんが、10時間程の実務経験しかない方だと、対応できない分野ばかりです。

ただ、飛ばすだけなら、簡単に飛ばすことが出来ますが、滑らかさをはじめ、カメラの動きまで気を使いながら、何かを通り抜けたり、林を飛ばしたり、超高度フライトを行なったり、といった事が、要求されます。なので、必然的に練習しなければ、世の中で目立つ仕事にはつけません。

ただ、ライセンスを取得する際におこなう訓練はかなり、実践的なので、一人で10時間をフライトさせるよりは、確実に上達すると断言できます。

 

では!

 

 

 

 

MAVIC2が待ち遠しい!!

こんにちは!きしょポンです!

連日、暑さが続いていますが、体調はいかがでしょうか?

 

さて、先日発表されたマビック2ですが、予約したタイミングが悪く未だにてもとに到着していません。

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既に様々なユーチューバーも含めてとりあつかわされてる内容なので、実機の無いレビューなんて、しまらないですよね、、、

 

ってなわけで、実機を保有しているマビックエアーについて記載していこうと思います。

こちらも、細かいスペックに関しては既に様々な記事があるので、触った感じでいきますね!

 

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まず、操縦のしやすさから!

Phantom4proと比較してになりますが、非常に安定した機種といえます。そのため、GPSを効かせた運用しか考えていない方はもうこの機種で決まりです!

ただ問題点としてはmavic2やmavic proと比較して、画像送信方法にあるとおもいます。

 

Mavic2はOcuSync(オキュシンク)伝送方式を使用しており、Mavic AirWi-Fiを使っています。その為、都内近郊や人口密集地は少し飛ばすとアウトです。画像伝送がみだれまくりです。ご存知のとおり、Wi-Fiは良く利用される帯域のため、画像伝送時にどうしても帯域の取り合いになり、離れると結果として画像伝送の電波帯域で負けてしまう感じです。

たいして、Mavic2やmavic proにかんしてはオキュシンクを採用しています。これは簡単にいえば、一定のバンドを弱い出力ながら、ガッチリおさえてしまう方式になります。そのため、画像伝送はバッチリですが、周りに影響を与える可能性が高いです。例えばiPhoneWi-Fiに接続できない!とか、周りにいるひとが騒ぐ状態になります。ぶっちゃけ、結構強いのが難点です。

 

でも、画像伝送は安全面を考慮すると必須なので、結論としては、オキュシンク採用のmavic2になってしまいます。マジで残念レベルです。

 

次に画質にいきます。

画質は可もなく不可もなくですが、FullHDはいけてません!4kに関しては綺麗です。多分、内部の圧縮がいけてないんだと思います。結構、汚い細部になるので、FullHDが必要な方は4kから圧縮した方が断然綺麗です。ちなみに、4kならマビックプロ以上のディティール感だと感じます。

最後に、夜間は全くダメです。カメラがショボーンです。夜景撮りたい人にはマジでオススメできません。

ちなみに、流行りのログ撮影もできません!D-Cineのみ対応しています。

電池も10分程度で40パーセントをうろつきます。マビックプロは電池が持つと評判でしたが、これは持ちません。

 

なんか、酷なレビューになりましたが、結論から言わせてもらうと、軽量に命をかけていない限りは、マビック2を買った方がマジでオススメです。

日中でかつWi-Fiの影響が少ない、キャンプや登山などのアウトドアライフで利用するのがベストでしょうね!

 

マビック2が届かない、きしょポンでした。

 

 

ドローン講師デビュー

こんにちは〜きしょポンです。

 

先日まで、とんでもなく暑かった都内ですが、ここ最近、ようやく落ち着いてきましたね^_^

北海道では初雪観測もされ、あと一ヶ月もすると至る所で秋景色を楽しめる時期となりました。

 

さてさて、今回のお題ですが、なんとドローン講師講師としてデビューしました!まだ駆け出しなので、名前とかはでてませんが、JUIDAの認定講師としては登録済みになります。

 

ドローンはここ5年位で爆発的に伸びましたよね!でも、その伸びにあわせて、ヤンちゃな人たちも増えて、結局航空法によりがんじがらめとなってしまいました!

 

でも、いまとなってはいい方向に舵を切るきっかけだったと思います!改正航空法により、フライトがどこまでが現実的でどこから、危険な範囲なのかを一般の方にも説明しやすくなりました。これは本当に良かったと思います。

 

フライト範囲や飛行申請に関しては今後詳しく記載していこうとおもいます。

また、ドローンに関する記事なんかもドンドン書いていこうと思ってます!

c300MKIIとは

シネマカメラ、、、

レンズ交換式でかつLOGやRAWなどの収録形式が充実したカメラのことを一般的にさします。

 

近年のメインストリームとしては、キヤノンのc200、ソニーのfs7.fs5、パナソニックのeva1、ブラックマジックデザインのURSA MINIでしょう。

価格帯としては、40万から100万程度になります。ちなみに、本格的なシネマカメラとしては、ARRIやREDが挙げられますが、一般的にはもう少し価格帯が落ち着いたラインがよく耳に届くラインではないかと、、、正直結構お高いですからね。。。

 

さて、そんな小心カメラマンの元にある依頼が届きました。

今度、とある会社のWebCMを制作するのでお願いします。カメラはクライアント様から指定がありまして、C300MKIIになりますと。。。

北〜〜〜〜〜〜〜きたきた!ついに、C300MKIIを利用する機会がきましたよこれ!しかもCM系ですか!!嬉しくて飛び跳ねちゃいました。

 

発売からすでに、日数が経過しており、めっきり使用感を聞く機会も減ったカメラですが、今でも100万という大台をウロウロしているカメラです。悪いはずがありません!

 

早速、レンタル会社から届いてテストをしてみると、前情報通りの素直なカメラだという印象でした。

特に、clog2.clog3に関していうなら、とてもクォリティーの高いlogデータという感じをうけます。clog3はclogベースでありながらよりハイライトを抑えたlogです。clog2に関しては、より他社のlogに近い印象ですが、出た当初はノイジーだった為、ポスプロ処理が必須といった感じでした。現在では、ファームアップのお陰でポスプロ処理でディノイズをかけなくても良いくらい改善しています。

 

扱いやすいlogはclog3次にclog2といった感じでした。

 

さて、このかめら、かなり本格的なカメラですが、4kは30pまでとなります。今回の案件ではスローは無かったのですが、今後スローを含めて検討すると、やや物足りないカメラと感じます。やはり、後継機を待つ方が無難かな。

 

以上、簡易レポでした。

最強ビデオ三脚降臨!

どもーきしょうです。

 

新しい職場にお世話になり始めて、はやくも3ヶ月が経過しました。結論から申し上げると、、、転職して良かった!!の一言に尽きます。自分はカメラマンになりたくて動画業界に飛び込みましたが、前職の技術部では来る日も来る日も、与えられたコンテを前にして、ルーチンとして撮影したり、集音したりしていました。そう、そこにはクリエイティブな要素は皆無に近くあったのは、トイレ掃除から始まるルーチンの日々、、、流石に自分の目指す分野では無いのかもと自問自答をしだした頃に、今の代表と出会い、そして転職しました。

 

ここは、以前と比べるとやることは格段に増えましたが、何かを作ってるという気になります。

今は、企画からはいり、制作が行う、コンテ制作、リサーチなどを行いながら、撮影、照明、音声、そして編集までおこないます。

 

んー楽しいですね!やっぱり動画は一分野ではなく、全てのフローを前提とするからこそ、やり甲斐を感じるんだと思います。

この点は大手企業より断然面白いです。

 

さて、話が脱線しましたが、今回は最強ビデオ三脚を紹介しちゃいます!

先日、会社で導入したのがこちら!

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そう、ザハトラーの最新三脚flowtech75です!海外では先行発売されており、めちゃくちゃ評判が良く、私個人も私用で購入を検討していただけに、会社で導入された時には嬉しさのあまりにやけてしまいました。

 

さて、前置きはそれくらいにして、仕様をご説明します。

まず、本体は4.8kgになります。ヘッドはACE Lになります《海外ではACE XLが標準です》高さは41-169cmという事で、かなり高くまで伸びる印象ですね、ボールは75mm径なのでここも一般的と言えます。ザハトラーのヘッドといえば、FSBシリーズですが、最初に付属しているヘッドもザハトラー品質なので、非常に使用しやすい印象です。

 

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また、使い易いのがこのレバー

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伸ばすとこんなに高くなります!

しかも、一箇所だけリリースを外すだけというお手軽さ

 

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マンフロットのプレートと実をいうと同じ幅になります。

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なんと、ピッタリ!もちろん落ちたりしませんよ!

 

専用のケースもしっかりしてるし、なんだかんだ良くできてるという印象を持っちゃいます。

 

こんだけしっかりしてると、個人的にも欲しい!

 

久しぶりの機材インプレッションでしたー

転職!

都内は桜もひと段落して、初夏の装いが感じられる時期になりましたね!

 

さて、今回は表題のとおり転職です。

え、キショって前に転職したばかりだよね!という方、正確です!

実をいうと、番組制作を担うなかで、技術的なポイントが高くないケースが多いことに気づきました。

 

 

うん?どうゆうことって感じですよね!

 

 

実をいうと、番組制作の予算は年々カットされてきています。それは、皆さんも番組をみていて感じられる事も多いとおもいます。

 

まず、出演者が2極化してます。すなわち、出演料が安い人たちか、極端に高い人達に別れてしまってます。そのため、どの番組を見ても似たような出演者が出ている。そして、高額な機材を使用できないので、カット割りが似ていたり、ワンカメラだったりして、見ていて少し物足りない感じを受けるようになってきました。

 

こうなると、番組制作に対する予算のなかで経費の比率が高くなるので、カメラは必然的に安いカメラになります。また、特機といわれる機材も稼働出来るほどの予算がないので、ハンディ及び三脚に偏ります。まぁ、機材に依存できないぶん、カメラワークは上達します。

 

さて、こんな感じで予算がないとカメラマンよりかは、演出(ディレクター)が重宝されます。つまり、安い予算で面白くするためには、どの制作会社も演出に頼るしかなくなるからです。ここにイチ技術がはいる隙間はありません。結果的に数ヶ月もいれば、低予算の番組制作の技術はマスターできてしまいました。これは音声収録も含めてです。

 

こうなると、もうちょっとでも裁量のある立ち位置に行きたくなります。その結果、転職活動になりました。

 

今度の会社は、CMを中心に活動している会社です。まだ、どうなるか分かりませんが、引き続き更新していきたいと思ってます。

ステディカムをまとめてみる

どもども、キショです。

 

いよいよ、寒い冬から一転して一気に春らしくなりましたね!

キショは暖かいのが大好きなんで、嬉しいです。

 

さて、急ですが、動画業界の三大ってなんですかね?

三大監督、三大カメラメーカー、三大三脚メーカーとならんできます、最近だと三大ジンバルメーカーといったふうに、いろんな三大ブランドが世に溢れております。

 

そんな中、オンリーワンといってもいいブランドがあるカテゴリーには存在するとキショは考えています。そうステディカム!!ジンバルブランドにはフリーフライ社やDJIを含めて何社かありますが、大きなサイズを含めて、防振装置といえば、ステディカムオンリーといわれていた時代すらありました。

 

キショはもともと、ステディカムも販売していた側なので、それなりに詳しいです。今回は備忘録と合わせて実用的なラインナップを中心に記録していきたいとおもいますのでお付き合いください。

また、日本正規代理店の方がステディカムに関する記事を執筆されています。

こちらもあわせておすすめさせていただきます。

www.pronews.jp

www.pronews.jp

www.pronews.jp

www.pronews.jp

 

 

まず、こちら

ジャジャン!!(SE)

 

Handheldタイプ

ハンドヘルドタイプはその名の通り、手に持って操作および本体の支持を行います。価格帯もお手頃??でほとんどのユーザーはこの価格帯を購入および検討されているとおもいます。もっとも流通量も多いので、このタイプを基軸として使いやすい、使いづらい、高い、やすい等の論議がされている分野です。

 

カーブ

 

最近ではめっきり元気が無くなった、ゴープロシリーズ用のステディカムです。

基本、片手操作となります。大きさも手のひらサイズなんですが、しっかりとした重量の為、安定して操作することができます。ただ、片手ステディカムは思った以上にオペレートが難しいので、これより上位機種で慣れた方が使った方が、より安定した撮影をすることができます。もちろん、難しいがゆえに練習にも向いています。

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スムージー

iPhoneや各社スマートフォンに対応したステディカムです。

この機種から本格的な形状となります。

本体を利き手で支持して、もう片方の手でオペレートを行います。

練習および、作品撮りにちょうどいい機種です。

初めて、ステディカムを使用される方はこちらからスタートするといいでしょう。

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マーリン2(生産終了品)

ステディカムシリーズの入門機種として不動の地位を築いた機種です。近年はディスコンとなっておりますが、日本国内の中古市場で安価に購入することが可能なので、今なお人気商品となっております。

ミラーレスから5Dシリーズ、αシリーズを含め、かなり幅広いカメラ機種に対応しております。また、折りたたむことが可能な為、運搬も容易に行えることが、この商品が未だに人気な理由といえます。

キショもおすすめの一台です。

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ソロ

かの有名なギャレット氏が開発したシステムになります。

アーチ型のマーリンなどはあくまでも入門機に採用されたシステムであり、他社も含めて上位機種は全てスレッド形式になっています。

もともとブライダルビデオグラファーやフォトグラファー向けに開発されており、一脚として利用することも可能なので、日本国内では一定の支持を受けています。

 

マーリンおよびソロには、別売でアームとベストが用意されているので、ステップアップを検討しているユーザーにはベストの選択肢といえます。

また、上位機種と構造が一緒ということもあり、機構を理解するうえでは、一番購入価格が手頃な機種といえます。

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プロフェショナルビデオ

このラインはいわゆる大型機となります。このラインは購入してすぐ利用するのは難しいので、気になる方は輸入代理店などに問い合わせてくださいね!

また、このクラスはセミナーなども積極的に行われています。

詳しくは下記日本代理店正規ページにてご確認ください。

www.steadicam.jp

 

エアロ

この機種は最近登場した機種になります。

近年の動画機種の多様化を想定している機種なので、注文時に詳細な設定を決めることができます。

プロ機材としてはこの機種より上位を想定しておけば問題ないと思います。

パイロットおよびスカウトという2機種が1つの機材名になったと考えておけば問題ありません。

必要な耐荷重に応じてA15もしくはA30を選択します。

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ステディメイト

ステディメイトは、昨今急速に普及し始めた電動ジンバルに対応したモデルになります。通常ブラッシュレスジンバルは3軸の揺れ補正をそなえていますが、縦軸には補正効果がないことから、業務使用する場合はイージーリグなどの補助装置が必要となっていました。このステディメイトはステディカム特有の滑らかなアームの動きときめ細かいブラッシュレスジンバルの補正力相互のいいところをあわせた効果を実感することができます。

また、通常のステディカムとは異なり、オペレートに特殊な知識は必要ではないので、わりかし求めた絵柄を撮影することが簡単になりました。

なお、ステディメイトとはアームとジンバル本体を結合するパーツのみとなっており、アームおよびジンバルは別売ということなので、そこらへんはご注意ください。

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まとめ

まだまだまとめきれていませんが、大型機種は日本国内でもそんなに流通していないので、あえてここでは掲載しません。

今後はグライドカムとの比較や電動ジンバルとの比較などもしていければいいかな??と考えています。

 

では!良いステディカム人生を!!