カメラマン道

きしょポン。映像制作でカメラマンや音声マン、ドローンパイロットをしています。TVCMをはじめ、WEBCM、VP、MVなど様々な分野で撮影しています。ドローンスクールJUIDAの認定講師でもあります。主に動画撮影機材、静止画撮影機材のレビューなど

三脚道#1

突然ですが、三脚(動画用)が欲しくなってきました

 いきなりでびっくりされたと思いますが、動画用の三脚がどうしても欲しくなってきました。もともと静止画業界で長らく勤務していたこともあり、スチール用の三脚は山ほど手元にあります!それこそ、ジッツオだったりマンフロットだったり、RRS(リアリーライトスタッフ)だったり、、、

でも、動画用の三脚はないんだよぉ〜!(エコー)

 

 さて、気を取り直して考えていきます(いきなり集中)

まず、動画用と静止画用の三脚って何が違うんだろう??というところですが、大きな点としては下記が挙げられます。

・ビデオ用

動かすことを前提としているので、稼働がなめらか

メーカーは少ない(ビンテン、ザハトラー、マンフロット等)

三脚にスプレッダーと言われるパーツがある

水平を出すために、雲台の下半部が半円球状になっている

雲台にロングプレートが搭載されており、重心位置を前後して瞬時にセンターに合わせることができる

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・静止画用

固定することが大前提なので、各所のロック機構がしっかりしている。

構造が単純なものが多いので、比較的安価に入手可能

メーカーが豊富

(有名なメーカーは、ジッツオ、マンフロット、スリック、ベルボン、ベンロー、インデューロ、RRS等)

雲台は縦横に振ることが可能

軽量だったりする

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さて、大まかに分類しましたが、大きな構造状の違いとしては、動画用はスプレッダーが付属しており、水平を即座に合わせるボールが付属した雲台というところでしょうか。なぜ、この水平を出すのが重要かと言いますと、動画の場合、パンやチルトなどを動画表現を行ううえで重要な要素となります。いわゆる動画独自の表現と言われており、ワークとも言います。このワークを行ううえで、水平がずれていると、ワークの開始点と終了点で大きなずれが出てしまい、終了点のフレーミングで水平ラインが大幅に崩れてしまいます。

そのため、ビデオでは三脚を設置した段階で必ず水平を合わせる作業を行います。

 

まずは、大まかな説明を行いましたので、次回は有名ブランドを見ていきましょう!!